登記記録のうち、土地や建物の物理的な現況を表示する部分です。土地の広さや面積、また建物の種類や構造などを公示します。それらの情報に変更があったり、誤って登記されていたときには手続きが必要です。建物を新築したときにも手続きが必要になります。手続きを怠ると過料が発生することもありますので、土地の面積が変わったとき、建物を新築・増改築されたときにはすみやかに手続きをとりましょう。

１つの土地ごとに地番がついて登記記録が存在します。１つの土地を２つに分けたい場合（分筆）や、複数の土地を１つにまとめたい場合（合筆）はその手続きが必要です。手続きの際には、土地の境界をはっきりさせる必要があるのでお隣さんの協力を得ながら進める場合もあります。お隣さんとの連絡が取りにくかったり、揉めていたりする場合は時間がかかる場合もあります。

お隣さんとの境界がはっきりしない場合や、売買の前に境界を確認する必要がある場合に測量・立ち合いを行います。法務局や役所にある資料をもとに境界を復元する場合や、お隣さんと境界標を確認して立会い、しっかりと記録を残したりします。資料と現地を見比べて、わかりやすい説明を心掛け、スムーズな合意に向けて動きます。